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UKIYO-e TOKYOに行ってきた

Ukiyoe1  「にゃんとも猫だらけ」という国芳の猫の浮世絵を中心とした展示をやるということが、新聞の展覧会ガイドにのっていたので、早速いってみました。聞いたことがない場所だと思ったら、今年豊洲にできたばかりの複合ショッピングモール《ららぽーと豊洲》の中の一角にありました。中庭に通じる地味な通路の隅に、ひっそりとのれんを掲げたギャラリーが、めざす《UKIYO-e TOKYO》。美術館のつもりでやってきた私にとっては、何とも肩すかし。
Ukiyoe3

 イヤな予感を感じつつも、のれんをくぐって受付で500円払い、いざ展示室に!。予感は的中。全体の半分だけ点灯した青白い蛍光灯の光の中、目の前に広がっているのは、仰々しく吊り下げられたUKIYO-e TOKYOのバナーと、薄青で印刷された猫柄で埋め尽くされた壁面でした。作品を見せるというよりも、バナーを使ったインスタレーションをみせられているようです。
 まあ、入った時のつかみとしては、それなりに面白いかもれません。でも、肝心の作品を見ている時に壁紙がうるさくてしかたありません。一点一点の間隔が狭いのも難点です。ギャラリーはおそらく40畳ぐらいの広さはあるとおもうのですが、そのほとんどが、前述のバナーのインスタレーションにとられてしまっているため、肝心の作品は、壁面ににかけられるだけかけたという状態になってしまっています。
 おまけに、作品がイマイチ。国芳で猫ですから、東京国立博物館にあるようなものを期待してきたのですが、女性と猫の取り合わせみたいなものばかりが目につきます。猫を擬人化したものもあったんですが、国芳の傑作から比べれば魅力薄といった感じが否めません。目玉であったと思われる、猫で五十三次を表現した作品はでていませんでした。せめて原寸の複製ぐらいは飾ってほしいものです。(ハレパネはあったけど、キャプションもないし、エッセイパネルの隣に単なるにぎやかしでかけてある感じ)
 全体的に作品のコンディションがよくないというのもマイナス点。その上、入り口には、床材のせいで足音がうるさいことに対する言い訳の貼り紙がしてある始末。ハイビジョンで映像を流しているのですが、無音なのでつまらない。足音の言い訳するぐらいなら、音楽を流すとか、映像に音をつけてほしいものです。
 いったい、このギャラリーは何をしたいんでしょうね。本日の展示内容なら、私とっては500円払う価値ありません。モールに遊びにきたついでに冷やかすならまあいいかもしれません。立地を考えたらもっと面白いことができそうなだけに残念です。いっそのこと浮世絵グッズのショップにしてしまった方がまだ気が利いていいるような気がします。
 本日、唯一の収穫は、山東京伝作の絵本《朧月猫の草紙》の初編から7編までがでてたことぐらいでしょうか。これは、珍しかったので、往復2時間分の時間が無駄にならずにすみました。
 
 まだ、始まったばかりなので、今後の変化に期待しましょう。 

Ukiyoe2Ukiyoe4

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