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RIMPA展(前期)-その2 尾形光琳

 今回の展示をみて一つ思ったことがある。
 尾形光琳ってあんまり絵が上手くない。というか、上手かどうかなんて気にしてない。思いついたアイデアを描きとめたという感じで、草木の細部なんていい加減。でも、そのへんのいい加減さも、味として受け入れさせてしまうとこがスゴイ。もっとも細部を煮詰めなくてもいいほど、その画面にインパクトがあったってこともいえるけどね。素人っぽいおおらかさというか、京都の大店のボンならではの華のあるヌケ加減が尾形ブラザース(光琳・乾山)のテイストなのかも。
 思い付くまま、気のむくまま。肩に力が入ってない。本業であっても余業っぽいノリをみせる尾形ブラザースとは反対に、余業のはずなのにストイックなのが抱一サマなのかもしれない。
 今回は出てなかったけど、光琳の燕子花の絵(型紙使ったってことで有名なアレね)って、絵が重なってぼってりしちゃってる箇所なんかがけっこうある。抱一がリメイクしたときその辺を奇麗に整理したくなってしまった気持ちは良くわかる。こういう気持ちを駆り立てるある種のラフっぽさが光琳の絵にはあるんだよね。でも、結果的にはデザインとしては、抱一のテイクの方が洗練されていると思うけど、絵としてのパワーは光琳の方があるのが、抱一ファンとしてはちょっと悔しいとこ。
 

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