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RIMPA展(前期)-その2 尾形光琳

 今回の展示をみて一つ思ったことがある。
 尾形光琳ってあんまり絵が上手くない。というか、上手かどうかなんて気にしてない。思いついたアイデアを描きとめたという感じで、草木の細部なんていい加減。でも、そのへんのいい加減さも、味として受け入れさせてしまうとこがスゴイ。もっとも細部を煮詰めなくてもいいほど、その画面にインパクトがあったってこともいえるけどね。素人っぽいおおらかさというか、京都の大店のボンならではの華のあるヌケ加減が尾形ブラザース(光琳・乾山)のテイストなのかも。
 思い付くまま、気のむくまま。肩に力が入ってない。本業であっても余業っぽいノリをみせる尾形ブラザースとは反対に、余業のはずなのにストイックなのが抱一サマなのかもしれない。
 今回は出てなかったけど、光琳の燕子花の絵(型紙使ったってことで有名なアレね)って、絵が重なってぼってりしちゃってる箇所なんかがけっこうある。抱一がリメイクしたときその辺を奇麗に整理したくなってしまった気持ちは良くわかる。こういう気持ちを駆り立てるある種のラフっぽさが光琳の絵にはあるんだよね。でも、結果的にはデザインとしては、抱一のテイクの方が洗練されていると思うけど、絵としてのパワーは光琳の方があるのが、抱一ファンとしてはちょっと悔しいとこ。
 

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RIMPA展(前期)-その1 鈴木基一《萩月図襖》

 国立近代美術館で始まったRIMPA展に行ってきた。
 一番楽しみにしてた酒井抱一の《十二か月花鳥図》は不出品だったけど、鈴木基一の《萩月図襖》や川端龍子の《草炎》に出会えたので良しとしよう。
 特に《萩月図襖》は現物でしか味わえない仕掛けが塗りにしてあったので、これは現物を見てよかった。
 襖を見ながら前を移動していくと、最初ぼんやりとしか見えなかった月が、突然煌々と現れるのだ。それがあまりに自然なので、最初からはっきり描かれていたのを見逃したのかと思ったほど。位置を変えながら眺めると、月の光具合が変わる。多分、建具にしてた時も、動かす度に見えかくれしたんだろうな。うーん、やられた。おそるべし基一。
 
《萩月図襖》は8/21-9/12までしか展示してないので、要注意。

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レッドカレー

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埼スタ新メニュー。ベジタリアン仕様が嬉しいタイ風のココナッツカレー。
ピンクのゆでたまごが怪しい。意外と本格的なお味でヒットかも。
食べてる時はあんまり辛さを感じないのだが、水ものを口にするとしみじみ辛さが込み上げてくる。

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